櫻咲きblog

本来の動物らしい生き方を願って

不自然なこと

  最近は、犬や猫などの店頭販売について

少しずつ議論が上がりつつある

 

また 広い範囲において

ペットとして 犬・猫ほか

鳥や小動物、魚や爬虫類など様々な生き物を

愛玩物として みなすことは、

決して 他の受け身の彼らからして 喜ばしいことではないのだ

 

例えば、小鳥 インコなどにしても

元々は 暑い気候の地域に生息していた

それを 冬場気温の下がる島国日本で飼育されることとなり、窮屈な鳥かごにて一生を送ることを強いられるのだ

本当なら アフリカなどの雄大な自然のなか

仲間たち  親きょうだいやチームで

群れ 飛び、夜は 大きな樹木で皆で丸くなり

休む

時期になれば、繁殖し ヒナを育てたりと、

生命を繋いで 暮らしていた

 

それが、 本来 縁も無かった他国の

ペットショップに連れて来られ 狭いゲージに

ポツンと一羽のみか 良くて 二、三羽で

入れられ その中でも幸いと言えるだろうか、

(その鳥の意向ではないにしても)

飼い主を得  ほぼ生涯の棲家が決定する

本当は、広い空を 声を上げながら 悠々と

飛べたであろう彼らが 屋内 そのまた柵で

囲まれた無機質な入れ物に押し込められ、

(種類によって異なるが)インコも10年以上、

大きなオウムなら何十年も生活することとなる

 

それら鳥たちは、 ほかの生き物同様

純粋無垢で 従順な性質を持ち、

自由の無くなった暮らしの中

不満をあらわにするどころか

飼い主を親のように慕い、 耳をすまし

何と言っているのか 頭を傾け

懸命に聞こうとするのだ

あんな小さな体で

人間より よほど 真摯なのである

 

それなのに、あろう事か

余り生態を知らずに飼い始めた飼い主は

予想以上に鳴き声が大きいなど不満を上げ、

最悪 最期まで面倒を見ず 手放すこともあるのだ

声以外にも 脚の爪やくちばしは しっかりした木の枝で作られた止まり木などを設置する

などし、それを使い 鳥自身が 足先や口先が

削られるような仕草をすることによって

徐々にそれらが伸びていくのを抑えるのだが、

飼っている者が知ってか知らずか

そのような取付けを怠り、

結果 それらが長く伸びてしまい  食べるのにも困る鳥をかえりみず、世話が煩わしくなり

どこかへ放置してしまうなどの 許されない

行動を取る場合もあるのだ

人間の中には 飼う際にも 無知や勝手な理由で全うすることなく、責任を負わない一部の

人間たちもいるのだ

 

今のこの 飼育、他の生物の自由を奪う

仕組みは 無くなることがベターなのだが、

現在のこの残念な状況のなか

せめて 今 ペットとして 店に置かれたり、

家に招いた 『 大事な いのち 』だけは

その息苦しい環境の中では あるのだが

世話する者が しっかり責任を持って

少しでも 彼らにとって 快適な状況を

維持する等の責務があるのだ

 

 

いつか この 人類が生存上 必要不可欠で

ない、他の生物にとり プラスとはならない

人間の身勝手なシステムは 無くなることが

正しい道である

 

それぞれの生物が あるべき場所で

自然のありようで 生きられることこそが

正しい道なのである

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