櫻咲きblog

本来の動物らしい生き方を願って

今も 至る所で

 コロナ禍のペットブームも いくらか

落ち着いたであろう

 

ただ 今も 動物を扱うお店などでは

展示というか、生態を直接 陳列販売する

手法が 相も変わらず続いている

 

勿論、犬や猫に限ったことでは なく、

他の小型の哺乳類、鳥類や爬虫類等々

人寄せも兼ね さまざま  店内狭しと

設置されている

 

例えば うさぎなどは、産まれてすぐの

仔ウサギが 数匹置かれ、 素人には

専用草なのか、それとも 食するには

時期の過ぎた古い草なのかは 判別つかないが

トイレや床は 汚れ、赤ちゃん兎なら

まだしも、 ある程度 大きくなった

ウサギは、 ゲージ狭しと横たわっている

最近知ったのだが、ウサギは 1時間程でも

日に一度 ゲージの外に出し 散歩させる必要があるとの事だ

確かに 自然界の様子を見れば 納得である 

(恥ずかしながら 自分も つい 

人間の愛玩用とされている小動物の扱いに 

今まで 慣れ切っていた感があるのだが...)

 

そんな散歩など まさか 店で行われる訳は

なく、 何ヶ月も 狭いゲージに押し込まれた

ままなのだ

なんとも 不憫である

 

殆ど 物のように扱われ、ストレスだろう

息苦しさもあるだろう、 横に置かれた

プラスチックのトイレは ウサギが噛んで 

しまい ガタガタになっている

 

 

インコなどの鳥も しかり

日に一度 カゴから出し、室内でも放鳥し

運動させる必要がある

ただ、残念なことに  

私の目に入った ヒナから飼われた事のない

であろう その店で 飼い主を待つ

一羽のインコは 説明書きによると

なんと産まれて 2年ほど 経過しているのだ

その同じ店なのか、 別から 移動してきた

かは、分からないが

放鳥など まさか なされる訳もなく、

ずっと狭いカゴの中、また 空気の流れも少ない、プラスチックの囲い内に置かれたまま

長らく 同じ状況で過ごしているのだ

 

止まり木用の 上部よりぶら下がった付属品は

口ばしや 当然 鳥の足ツメによって 

大部分が削られ、 結果 鳥が 休む為の

左右に渡されていた木の部分は 外れ

無くなってしまい、

仕方なく 斜めの体勢にて カゴの横の

金網に 必死に捕まっている状態であった

 

それだけでも 辛かろうに、さらに

床の方に 目をやると、 いつ 掃除したか

分からない程に、 金網状になった下部の

その又下の おそらく引き出し状になっている

床の 汚れは  本当に酷いもので、

その鳥の小さいうぶ毛のような羽と、

もちろん フンや尿などで  隙間無く

びっしり 覆われていた

 

一つの 生き物

インコのカゴについて

だけでも この無残な有り様なのである

 

その店には まだ いくつもの小鳥や

犬、猫なども いたが、特に  別の壁や扉で

仕切られ、多くのお客までは 余り 

来ないような 奥まったコーナーには

そのような 鳥たちが 幾羽か

カゴに 忘れ去られた風に寂しげに 

一羽ずつ 置かれていた

 

 

 

生き物に対して  こんなに雑で

良かろうか

 

 

 

近ごろ  外国からの旅行客受け入れが 再開されると聞く

おもてなしの心は 外国人から 評価される

ことも 多いらしい 

だが、 日本は(海外も似たようなものか)

人間以外の 生命に なんと 非情な

扱いをする 国民だろうか

 

上記、 私の狭い行動範囲においてだけでも

こうやって 過去から現在に至るまで

おびただしい数の命が軽視され、 哀しい

状態で 最期を迎えているのでは なかろうか

 

 

本来、 

(そもそも それは 生き物に

とっては 最善か分からないが)

ペットなどの販売を行うというのであれば、

希望者より購買の意向があった時点で

どこか ブリーダーや

しっかりした環境で 生育されている所に

おいて

一度とは言わず 数回でも

見学や面談など 実際行い、

様々 情報を共有・擦り合わせ等 行った後

責任を持って 新しい飼い主へと

繋げるべきだろうと思う

その間、 生き物たちは

決して 劣悪な場所に置かれる事なく

それらの動物が 適した環境に近い 場所や

設備の中が望ましいのだ

 

そして

すぐさま 今のシステムを変えられないなら、

売店は、ある程度 より良い環境にする

努力や その為の人員や費用、取り組みをする

迄を含めて ペットとして 生き物を

扱ってほしいと願う

 

来月より

犬や猫のマイクロチップの義務化が

スタートする

 

それらも 大事ではあるが、

一部の対策でなく、 総合的に

今の ペット産業の改善を 広い視野で、

今まだ常識と思われている間違ったやり方を

改めて見直してほしいと強く思う

 

今も この時も

生き物として 生かされていない

沢山の 動物たちが、 

苦しみを訴えられず 

店の片隅に追いやられ、一日一日

過ごしている 悲惨な事実を

皆が認識してほしい

そうして この状況を変えていかなければ、と

気づいて 意識を変えていってほしいと

願わずにはいられないのだ

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