櫻咲きblog

本来の動物らしい生き方を願って

無視していること

 相変わらず 小動物の店頭販売は

平然と続いている

 

犬や猫 鳥類や 兎など他の哺乳類・魚等・

また 爬虫類に至っても

昔と比べて 個人店ほか 大型店等が扱う為

販売される種類は豊富になった

 

だが  実際の状況は

人間の 生き物可愛さに 反比例する

それら 生物の生態が全く無視された

設置環境や待遇による 

動物側の反応に

胸が締め付けられる場面も少なくないのだ

 

猫もだが 散歩を常とする犬側の辛さや

兎なども 犬程でないにしても ある範囲の

室内などを一日  一、二度は 動き廻る

時間を設けるのが飼う条件とされており  

その店の扱い(ほぼ全て どこの店舗も

そうで あろうが) により

犬たちより小さなゲージに押し込められ

その狭い空間内に 誕生後ほんの数ヶ月で

あっという間に大きくなった体を横たえ

やりようの無い日々の中 出された餌を

食べる食欲も進まず  照明で照らされ

通気も殆どない息苦しいスペースに

今の季節でも 室温の上昇の為か

呼吸も荒く 楽しそうもなく ただ ぼんやり

目をうっすら開けるか開けないかの様子で

たまに 暑さにより 水を飲む為

体を起こす位である

人間同様に 生き物として命を受けた

はずの彼らなのに

常に 閉じ込められた状態の中

一体何を想っているであろう

 

読んでいる方は 何をそんな大袈裟なという

感想だろうか

果たして 大袈裟だろうか?

こちらにて 以前より 記しているが

人が 謙虚さを失い 自分の為なら 

自然も 他の生命もないがしろにし

事実

いよいよ食べ物を求め 里へ降りて来る動物を

厄介者と駆逐し 車で轢き殺そうがお構いなし

地球上の他の命を無下に扱う我らは

目の前の ペット販売の生き物を あたかも

己れらの玩具候補程度に眺め

その苦しみを全く感じないのだ

 

 

本来は それぞれの生態としての生きようで

存在するのが 本当の姿である

そうなっていく方向に 元来の生育状況に

戻すのが 今後の私達の課題である筈なのだが

今この時 理想の状態に至るまでの間

現行の販売方法としては 繰り返しになるかも

しれないが  対象の動物達は

ブリーダーや生産場所において 仲間と共生し

希望者があった時に 面談し

しっかり 飼育希望者への条件確認や

ヒヤリングの後 専門家が認定した希望者に

のみ 同意や誓約書にサインし

様々 飼い方など しっかり認識した上で

晴れて 引き渡されるべきである

 

どうしても という場合は

週末などの日中に 店頭に 数時間位でも

動物には窮屈であるが  希望する人達と

触れ合ってもらい 動物達は 夕方などの

ご飯前には 来た場所に戻ってもらう

そして 飼育希望の意思が揺らがない人は 

後日 そのブリーダーや 販売前の

生育者の元に足を運ぶ

など 手間暇を掛け その動物を飼う迄に

色々知識を得 シュミレーションし

覚悟を持って 迎えてほしいと思う

 

 

もう 今のような たくさんの動物達を

数ヶ月や一年などの長期間 並べる 

物扱いの販売方法は すぐさま

再考し 無くすよう動いていくべきだ

 

もしも 仮に 

自分たち人間が

最初に話した兎のような扱いを

受けたらどうだろう?

「何を言ってる? あんな ちっぽけな動物と

俺たち 人間を一緒にするな」

のような感想だろうか?

果たして 本当に そんな気持ちで

良いだろうか?

そんな 奢った考えで 果たして 将来も

他の沢山の生命と共存していけるのか?

そして 今この時も 

そのような人間の愚かな考えにより 

どれほどの 苦しんだ生き物が

数多く 存在することだろうかーー

 

 

あの 店先の

たくさんの来店客の賑やかな声やBGMなど

の やかましい環境の中

展示された か弱い草食動物たちは

無言で耐え

また 別のコーナーでは 散歩も出来ず

クルクル回ったり 忙しく動き回る犬達も

楽しくて声を上げている訳はなく

自分達の窮状を訴え 吠え続けているのだ

 

我々は 

それを いつまで

可愛いと 家族と微笑み 

無視し続けていることだろうか

f:id:usagi201906:20221114131136j:image