櫻咲きblog

本来の動物らしい生き方を願って

コロナ渦の陰で. . .

 コロナ渦のなか ステイホームの増加により、ペットブームが起きている。そして、飼う上で詳細を知らない人たちが、想像と異なるという事で 早々に購入した動物を手放してしまう事が増えているそうだ。先日より何度か このような内容の報道がされているようだ。

 

勿論、どうしても飼えなくなった状況になってしまった場合は なるべくなら どちらかの保護団体に依頼するなら まだ 他の無責任な方法よりは良いのかもしれないが、何か改善策がある場合は なんとか手放さず動物の為に 飼える状態を保ってもらえるのが望ましいのだが・・。

 

 

預かった愛護ボランティアの方々は、次の住まいが 犬や猫たちの終の棲家・安住の場所になってほしいと、動物のケアと里親探しの為 懸命に活動されている。

そして 希望家庭において、自宅で一定期間お試し生活もちゃんと設けていて、その後 団体スタッフが、同じ事が繰り返されないよう 里親家庭をしっかり検討し、次は幸せになってほしいと願い テスト期間が良好だった家庭で、その他 総合的に適していると判断された家族に託す流れとなっている。

 

そこで ふと思った事がある。

ボランティアの方たちは しっかりと次の飼い主に受け継ぐ為、厳しい設定条件やその動物の特徴や飼う上での難しい点を包み隠さず説明し、覚悟を促している。

以上のことを なぜ、それ以前の販売の際に ペットショップやブリーダーは実践しないのだろう。(勿論、色々説明している所もあるだろうが・・)そうすれば、こんなに

沢山のペット達が行き場を無くす事はなかったはずである。

きっとそれは販売側の良識に任されているのだろう。余りに 現状が良くならなければ、法的に決まりを設けることも検討すべきではないだろうか。

基本的な動物の特性があり、躾が必要な事、吠えたり、犬種の特徴だけでなく、個体によって活発だったり性格や行動パターンは多種多様な事など 数多くの注意事項を口頭にて説明し、又 契約書など用意し、しっかり上記の事などを表記し理解してもらうべきだ。今後、二十年近いお世話をするべき決意を自覚してもらい、その時その時に臨機応変に対応しながら飼っていくことを予想できるようにしつつ、、。

こちらで記すには足りない程の事柄を色々と考慮出来、強い意志を持って

その天使のような純真無垢の新たな家族を迎えてほしいと思う。

 

ただ、本当なら 今のペットの販売経路ではなく、何らかの事情で飼い主のいない動物や保護された動物を優先させ飼うことが望ましい。

そして、いつかその数が殆どなくなってから、その時になって初めて、ショップやブリーダーへ依頼し、お店にたくさんのゲージに閉じ込められた動物たちを展示するのではなく、先程も記したように、しっかりと知識と覚悟を持った最後まで面倒がみれると判断された家庭が、健全な業者へ依頼し、そこで初めて 新しい命が授かる事が理想なのだ。

 

 

 

今だもって 残念ながら

発展途中・改善点の多すぎる この業態。

いち早い方向転換が望まれる。それも急務なのは 命の業種だから。

そのことを 肝に銘じて 大事な大事なかけがえのない命を扱ってほしいと思う。

いたいけな小さな命を、私たちの不誠実さや愚かしい無知などで抹殺してしまって

いい訳は ないのだから......。

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